骨粗しょう症 骨粗鬆症による椎体圧迫骨折の手術法 高齢者の人口が増加する中、骨粗鬆症を原因とする疾患も急増しており、その中でも脊椎の圧迫骨折は最も頻度の高い疾患の一つです。最近では「いつの間にか骨折」という代名詞があるくらい知名度も上がっています。今回はこの椎体の圧迫骨折で行われる手術法について説明します。 椎体形成術(vertebroplasty) 椎体形成術は早期... 2021年3月9日
骨粗しょう症 骨粗鬆症で起こりやすい圧迫骨折。その治療薬と固定方法とは 椎体圧迫骨折で処方される治療薬 骨粗鬆症では軽い転倒や尻もちで椎体(背骨)が骨折することがあり、保存治療を選択されることが多いです。急性期の治療にはカルシトニン製剤や消炎鎮痛剤などの薬剤投与と安静により痛みを徐々に取り除いて、疼痛の軽減とともに早期に離床させるのが原則とされています。 安静には臥床、ギプス、装具が用いら... 2021年2月12日
腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアで行われる後方椎体間固定術(PLIF)とは 腰椎椎間板ヘルニアの手術の目的 突出、膨隆、遊離することで神経根や硬膜管などを圧迫する髄核を摘出し、除圧を図ることです。除圧のみでは変性した椎間板や椎間関節切除により生じた不安定性が起こり腰痛が十分に取れないことがあります。このような場合には固定術が必要になります。 後方椎体間固定術(PLIF:Posterior Lu... 2021年2月8日
腰部脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症の症状や治療法について 脊柱管狭窄症とは、おもに腰椎部の神経組織(馬尾、神経根)が育柱管内で絞扼(こうやく:圧迫されている状態)を受ける病態であり、中高年になって発症することが多いです。 原因・病態 よくみられるのは変形性腰椎症、腰椎変性すべり症による後天性の脊柱管狭窄症です。その他には腰椎椎間板ヘルニアが合併したり、椎弓切除・脊椎固定術後に... 2021年1月21日
腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアの症状や治療法について 腰椎椎間板ヘルニアは20〜40代の男性に多く見られる疾患です。腰椎椎間板ヘルニアは自然に縮小・吸収されることが多く、近年では手術件数が減りつつあり、患者さんのライフスタイルに合わせた治療法を見極めていくことが重要です。 原因とメカニズム 腰椎椎間板ヘルニアは年齢とともに変性している椎間板に負荷が加わることで、繊維輪から... 2021年1月15日